厚生労働省が発表した「診療科名別にみた医師数」という資料によると、医師の数が最も多い科目は内科の26.7%(71,000名)。2006年の資料なので約11年前の情報ですが、今でもこの割合はそれほど変化していないと言われています。内科の次に多いのが外科の8.2%、そして整形外科の7.2%ですから、2位にトリプルスコアをつけての圧倒的な医師数である事が分かりますね。病院における医師数調査結果なども参考になります。
 
医師数が多いと言う事は患者からのニーズが最も高いと言う事。そのためどんな総合病院にも一般内科は必ず開設されていますし、街を歩けば内科クリニックがたくさんあります。
 
つまり医師の中で最も転職しやすいのが内科医なのです
このページでは、求人数が最も多い内科医の就職事情についてまとめています。
 
 

常勤よりも非常勤の方が求人が多い傾向

 
一般内科や総合内科は多くの患者が最初にかかる診療科目であるため、求人数・医師数共に多くなっています。実際に求人をチェックすると常勤医の募集よりも非常勤医(アルバイト)の募集の方が多い傾向です。
 
常勤医はもちろん非常勤医の募集も多いため、常勤医が空いた時間を有効活用するために副業する、プライベートを大事にしたい医師が非常勤勤務を選ぶなど、働き方に多様性が出てきます。1日3時間程度の短時間の就業でOKの求人も。このように、科医師は多くの求人から条件に合う職場を選んで面接出来るのが最大のメリットです。
 
 

勤務するならクリニックか大規模病院か?

 
 
多くの内科医が勤務するのは病院やクリニックなどの医療機関となっていますが、小規模医療機関と大規模医療機関では医師に対するニーズも変わってきます。クリニックはスタッフの数が少なく、少数精鋭で対応しなければなりません。一人の医師が多数の患者を的確に診察・検査・治療しなければならないため、ジェネラリストとしての能力が必要です。
 
またクリニックは地元密着型の施設が多いため、患者への声掛けが少なく笑顔のないような医師は「あの医者は好きじゃない」と敬遠されてしまう可能性があります。地元の評判がそのままクリニックの経営を大きく左右するため、出来るだけ優しく明るく気さくな人柄を演出しなければなりません。
 
逆に大規模病院になると患者の病状を素早く見極めて他の診療科目の医師と連携して治療に当たるチーム医療を行う必要があります。大規模病院は様々な診療科目に細分化されているので、内科医師一人で全ての患者の治療が完結するわけではないのです。そのため人柄以上に、仕事力が重視される傾向にあります。
 
 

内科医の年収は?

 
内科医の年収は約1,000~1,400万円前後となっていますが、若い内科医や勤務医の場合は1,000万円以下の年収も珍しくありません。より高い年収を目指すのであれば開業医になるのも一つの方法でしょう。
 
開業医の場合、年収3,000万円以上を稼ぎ出すケースもあります
「もっと高い収入が欲しい」のであれば就職ではなく開業を検討するか、または都市部ではなく僻地など医師不足のエリアで働くなどが選択肢として出てくるでしょう。